当研究所について

IRSA(美術史研究所)は1979年に創設されました。IRSAはIstituto per le Ricerche di Storia dell’Arteの頭文字をとったもので、名称がイタリア語であるのは、この研究所の礎が元々1979~1982年にヴェネツィアで築かれたためです。その後、IRSAはヴェネツィアからフィレンツェへ、さらにウィーンへと移り、最終的に1996年にポーランドのクラクフに拠点を定めました。また、IRSAは長年にわたり、東洋美術およびヨーロッパ美術の研究者をはじめとする日本の美術史界と交流を続け、田中英道氏の協力を得て東北大学に支部を開設しています。

1970年代の終わり、新たな美術雑誌とそれを支える研究所を作るというアイディアがユゼフ・グラブスキによって提出されました。この発案は、1979年のボローニャでの国際美術史学会(CIHA)後に集まった美術史家グループにより実現され、研究所ならびに出版社としてのIRSAが誕生しました(出版社:IRSA Publishing House)。『Artibus et Historiae』第1号が発行されたのは同年のことです(ただし、雑誌に記載されている発行年は1980年)。

当時ワルシャワ大学ヤン・ビャウォストツキの生徒で、ウィーン大学とフィレンツェのロベルト・ロンギ財団の研究生でもあった若き美術史家ユゼフ・グラブスキは、この新たな研究所と雑誌のために、国際的評価の高い研究者たちの賛同を得ることに成功しました。その中には、アンドレ・シャステル、ジュリアーノ・ブリガンティ、ルネ・ユイグ、カルロ・デル・ブラヴォ、エヴェレット・フェイ、ヘルマン・フィリッツ、コンラート・オーバーフーバー、さらにポーランド人研究者として、アダム・ラブダ、ユリウシュ・フロシチツキ、アンジェイ・ロッテルムンド、ヤン・ビャウォストツキがいました。

研究所と出版社の創設時、その本部はヴェネツィアに置かれていましたが(1979~1982年)、後にフィレンツェとウィーンに移り、1996年以降はポーランドのクラクフにあります。

 現在IRSAが行なっている活動の枠組みの中で、グラブスキは世界各地で様々な展覧会 を企画しています。また、これらの展覧会にともない、優れた研究成果と豊富な図版を掲載したカタログが IRSA Publishing House から公刊されています。


IRSA美術コンサルティング はIRSAの独立した部局で、ポーランドや諸外国の美術品、ならびにオールド・マスターや現代美術作家の作品の取引に関してアドバイスを提供しています。この分野におけるグラブスキの豊富な経験を活かし、IRSAは顧問の役割を果たすとともに、顧客が自らの美術コレクションを構築するのを支援します。

所長ユゼフ・グラブスキ IRSA Publishing House
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